ビンディン省 象牙塔|ユンロン遺跡|Tháp Chăm Dương Long

  • 象牙塔

様式:ビンディン様式
年代:11~12世紀

ベトナム語では、Tháp Dương Long(ベトナム南部の方言でユンロン塔、標準読みだとズンロン塔)と呼ばれ「太陽皇帝の塔(Dươngは太陽、Longは皇帝や龍)」を意味するが、俗称「象牙塔」とも呼ばれる。これは、フランスの研究者が名付けた可能性がある。
11世紀から12世紀に建てられた象牙塔は、田園地帯に空高く三塔の祠堂がそびえ立つ。高さは20数メートルあるという。
屋根は四方に隅尖塔配した典型的なチャンパ祠堂の様式ではなく、砂岩で補強しつつレンガをピラミッド状に積み上げた形をしている。
象牙塔の特徴はビンディン様式の中でも特に砂岩彫刻が多く用いられていること。
特に北副祠堂の南側にはナーガと神像の彫り込まれた見事な破風彫刻がほぼ完全な形で残っている。象牙塔はビンディン様式の特徴がよく出た傑作と言われる。
象牙塔で発掘された砂岩彫刻の多くはクイニョン博物館に展示されている。

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