ラムドン省 幻の燃えさかる花の家

オレンジ色の花で屋根が覆われた、おとぎ話に出てきそうなとてもメルヘンな家。
これは、ラムドン省にあったとある民家です。家主が屋根に登り、一生懸命土を盛り、育てた花を咲かせたそうです。
しかし、いまではこの家にこの花はありません。
オンラインニュースをみたハノイの顧客に、屋根の花全部を合わせて1600万ドンで売ってしまったそうです。

実はこの花の家は、SNSで大きな話題になり、アメリカでもニュースになったほどだとか。
この家の前で自撮りするために、遠くからやって来る人達がたくさんいたそうです。
花の家の家主は、それが嫌になってしまったのかもしれません。

現在では瓦屋根木造住宅となっている

火炎葛(カエンカズラ)の花

ちなみに、この花はベトナム語で「hoa xác pháo=爆竹の花」や「hoa chùm ớt=唐辛子の花」と呼ばれます。確かに鮮やかな見た目は火花のようにも唐辛子のようにも見えます。
Googleで調べたところ、「Xác pháo=サルビア」と検索に出てきました
しかし、Twitter で「サルビアではなくカエンカズラではないか」とご指摘頂きました。
こうして比較してみると、色的にやはりカエンカズラの可能性が高いですね。

左 サルビア 右 カエンカズラ


屋根いっぱいのカエンカズラの花を育てるには、それだけ土を盛らなければなりません。おそらく、大変な作業だったはず。
下記比較してみましたが、カエンカズラは蔓性の植物だけに壁面まで花が垂れたため、壁の半分以上が花が覆われていました。ここまで花で覆われると全然違う家に見えますね。

ところで、この写真をみたとき、すぐに藤森照信を思い浮かべました。
屋根に草といえば、日本人では藤森照信が第一人者ですが、この家主は藤森照信氏のことなんて全く知らなかったはずです。
筆者も引退したら小さい小屋を建てて、カエンカズラの屋根の家を作ってみたいなぁ、と思いました。

関連記事

  1. ハノイ市 ベトナム民族学博物館 |Bảo tàng Dân tộc h…

  2. ハノイ市旧市街 旧家保存館(マーマイの家)|Nhà cổ 87 Mã …

  3. ハノイ コロニアル建築ベストセレクション(ホアンキム湖周辺編)

  4. ハノイ市 ホーおじさんの家|Nhà Sàn Bác Hồ

  5. ハノイ市 精進料理のレストラン|Sadhu Hoàng Đạo Thú…

  6. ナムディン省 ルォン寺橋|Cầu ngói chùa Lương




Google Map List

Google Mapでつくったベトナム建築をカテゴリー分けして作ったリストです。
フォローしていただければいつでもGoogle Mapで確認できます。

 

チャンパ建築

 

ベトナム紙幣の建築

 

ドンコイ通りの建築

 

バーディン広場周辺の建築

 

ホアンキエム湖周辺のコロニアル建築

 

カテゴリー

最近の記事

イラスト