1975年9月2日の建国記念日に合わせて建てられたホーチミン廟です。
広々としたバーディン広場で象徴的に立つこの廟は仕上げにすべて大理石が使われていて、内部にはホーチミン主席の遺体がガラスケースに入れられて安置されています。
ホー・チ・ミン氏の命日9月2日には、ベトナム全国からたくさんの参詣者が訪れます。 バーディン広場の反対側にはベトナムの国会議事堂があります。 しかし、中国共産党はなぜホーチミン廟をこんなに仰々しく造ったのでしょうか? ホーチミン氏は、とても質素な方でしたので、自分の遺体は火葬して欲しいと遺言していました。
「わたしの遺体を火葬にして、灰を三つに分け、北部、中部、 南部の人たちのために、それぞれの丘陵に埋めてほしい」、「丘陵には石碑、銅像を建てず、訪れた人々が休むことができるよう、簡潔で、広く、堅固で、涼しい建物を建て、丘陵の上に植樹の計画を立ててほしい。訪れた人が記念に木を一本植える。日がたてば、森林となり、景色もよくなり、農業にも役立つだろう。管理は古老たちに委ねてほしい」と言い遺した。
筆者の考えでは、ホーチミン氏はベトナムの象徴に祀り上げられたのだと思います。日本には天皇という象徴がありますが、皇帝という象徴を失くしたベトナムにとってはそれに代わるものが必要でした。 そこでベトナム独立の父であるホーチミン氏をベトナムの象徴として往々しく祀ったのでしょう。
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