バイクで東に数時間!?”ベトナムの湘南”ことブンタウのビンチャウ温泉はほぼ温水プール

はじめまして。ペレストロイカです。

去年ホーチミン市内にあるホンバン国際大学とホーチミン市人文社会科学大学に留学しながら南部を中心にベトナム中をうろちょろしてました。南端のカーマウ省に行ったり、中国との国境を陸路で超えたり、少数民族の祭りに参加してたり、と割と変わった留学生活を送ってきました。(留学先の大学を勝手にやめて教授にめっちゃ怒られるなど)
その1年で得られたものを小出しにしていけたらなあと思っています。
今回紹介するのはバリアブンタウ省にあるビンチャウ温泉です!!

温泉と行っても日本の温泉とは趣きが違っていて、かなり温水プール感があります。
「南部ですので基本的には常夏=猛暑の中で屋外の温水プールに入る」
という変わった経験ができます笑

バリアブンタウ省とは??

バリアブンタウ省はホーチミン市内の南東部に位置する省で、バスなら3時間弱で辿り着ける省です。
フランス植民地時代の呼び名は「サンジャック」と結構カッコいいですが多分誰もブンタウのことを「サンジャック」とは呼びません。
バリアブンタウ省と言えば省都であるブンタウ市が”ベトナムの熱海”という別名を持っているくらいにホーチミン市内からも日帰りで遊びに行けるような場所ですが、ビンチャウ温泉はブンタウ市からもっともっと東にあります。どちらかというと東隣のビントゥアン省の方が近いくらいです。

ちなみに僕は”ベトナムの熱海”というより”ベトナムの湘南”もしくは”ベトナムの須磨”と行った方がしっくりきます。大衆的なビーチに、シーフード。市内に関しては別の記事で。

MAP

・ミエンドンバスターミナルで直接切符を買う
・ファングーラオやデタム通りにあるバスの事務所で買う

の2通りあると思います。僕がおススメするのはフオンチャン(Phương Trang)というバス会社のオフィスで前日までにチケットを買うというパターンです。

というのもミエンドンバスターミナルでは複数のバス会社が入り乱れていてどの会社がいいバスなのか分かりにくいですし、すし詰めのハイエースにぶちこまれたり、道の途中でお客さんを拾って時間が無駄にかかったり、エアコンが壊れているなんてことが多々あるのでおススメしません。
一方でフオンチャン社はメコンデルタ地域を中心に南部の長距離バス路線に関しては最大規模のネットワークを持っている大手バス会社であるので、横に座ったおじさんが車内でタバコを吸い出すなんてことはないです。当然ながら1人につき指定席1つというのも嬉しい。秩序が得られます。

ホーチミン市のフオンチャンオフィス↓Quận, 1 Backpacker St, 272 Đề Thám, Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Hồ Chí Minh

上の方法でブンタウ市内には辿り着けます。
そこからが問題でブンタウ市内のバスターミナルで8番バスに乗って終点下車するか、数は少ないですが市内のツアーオフィスで予約をするか、ホテルでバイクをレンタルする、というのが定番です。

もっとも屈強な人はホーチミン市内からバイクで飛ばしてますが笑

肝心の温泉は

入り口です。
本来ならこの壷から水が流れ出て訪問客を迎えてくれるのですが、平日だからか水は出ていませんでした。
なんでだろうと思ったら側面がほとんどなかったので、
「なんや!底がないんか!壷の上の部分だけ作ってるのね」
と思ってたら、ちゃんと底もある、浅くて横幅が広いただアンバランスな壷でした。

先ほども書きましたが完全にプールです。
でも温かいし、泳ごう!という気持ちにもなれず、温泉気分で過ごしました。ちなみにベトナムの温泉では水着の着用義務があるそうです。
水着の着用義務があるので男女共同です。

他の雰囲気も見てわかるように日本のように「温泉=慰安」ではなくベトナムでは「温泉=リゾート地」なのかもしれません。こんな僻地に白人観光客が泊まってたんで、そういうことなんでしょう。どんな辺境のリゾートに行っても絶対に3人くらい白人の方がいるんですよね…
そもそもの始まりは1928年にフランス人研究者のサレット(Sallet)氏がブンタウの片田舎であるビンチャウにあったかい水が湧き出てるぞ、というのを発見したのがこのリゾート地の始まり。後にベトナムの旅行会社が買い取りました。
ベトナムのビーチリゾートの1つとして数えられるニャチャンにイェルシン博物館があります。

イェルシン(Yersin)は植民地時代のフランス人医師で彼もまたニャチャンの山奥に静養地を発見していたり、避暑地としても有名なダラットはフランスが開発したところなので、ビンチャウ温泉もその系統に入るのではないでしょうか。

おまけ

猛暑の中、温泉に入った後は、温泉卵作りも体験できます。

暑いわ!

ただ美味しいです笑

この記事を書いた人

ライター:ペレストロイカFacebook
ブログ:気がつけば大伽藍
ベトナムのカルト宗教?のココナッツ教団に興味を持ち大学でベトナム語を専攻。2016年の4月からホーチミン市で1年間留学してました。大正ロマン、アナーキズム、軍歌・革命歌、イタリア語、プロパガンダ、古地図、カルト宗教に関心アリ。Webデザインを勉強しながらブログをアングラでマニアックなベトナム百科事典にしてる途中です。好きな歌手は岡村靖幸。古書のためなら数万円払うことも辞さない精神を持ってます。

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